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加藤智大

かとうともひろ

プロフィール

私の表現の支持体は、重く堅牢な「鉄」です。
持ち前の鉄加工技術で、当たり前に身の廻りに あるものをつくり、それを作品としています。
私の作品において一番重要なのは、「鉄である」事に他ありません。
高度な情報化が急速に進む現代。数字とデータが超高速で飛び交い、地球上を覆い尽くしているかのような錯覚に陥ってしまいます。
人は自分の目や手で、「モノ」あるいは「コト」を認識する 事が出来ているのか、不安を禁じ得ません。
物質という概念は極めて希薄になっているのではないでしょうか。
鉄のキャンバスに鉄の絵を描く事は、鉄という素材の持つ圧倒的な存在感、現実性と、平面イメージの持つ象徴性、仮想性を混濁させる事と同義です。
その倒錯感は、産業の発展を担った「鉄」という物質の強烈な実感を喚起、再認識、考察するきっかけに繋がると思っています。

経歴
2010 Geisai Taiwan#2 片山正通賞
2008 アミューズアートジャム2008入選
多摩美術大学大学院修了
個展
2008 「desolate world」AISHO MIURA ARTS(東京)
グループ展
2010 「Geisai Taiwan#2」(台北)
「存在の濃度」アルマスギャラリー(東京)
「Geisai#14」東京ビッグサイト(東京)
2009 「Geisai#13」Kaikai Kiki 三芳スタジオ(埼玉)
「IDENTITY London Tokyo」AISHO MIURA ARTS(東京)
2008 「アミューズアートジャム2008」京都文化博物館(京都) 
「Temptation of riquid age」Mott gallery(東京)
2007 「ZAKU exhbition」Mott gallery(東京)
「金工二人展」galleryファンナーン(東京)